ShojiIkura

Bridal, my SongのShojiIkuraのレビュー・感想・評価

Bridal, my Song(2022年製作の映画)
3.6
 月曜が割引料金となるイオンシネマは平日にも関わらずチケット発券機に行列が出来るほどの人だったが、この映画のシアターに入ったのは私一人だけ。レイトショーとかなら今まで何度もあったが昼間でしかもサービスデーでというのは相当レアだ。
 確かに脚本に何の捻りもないし、仲良し社員とのやり取りがなんか演劇かコントっぽいし、身を崩した近藤さんは出来事以外掘り下げないし、式場の雰囲気を狙ったのか背後に流れる音楽の多くはエレクトーン演奏だし、不完全さは否めない。しかしながら、演出のスモーク、レストランでの二次会や披露宴、キャンドルサービスや人前式、ホテルウェディングといった、昭和~平成にかけての結婚式と披露宴の変遷は、昭和54年に姉の結婚式に参列して以来僕が自分のも含めて見てきた結婚式・披露宴の移り変わりにバッチリ重なり、それだけで楽しめた。令和の式に関してはあまり語られていなかったけど…今は式が始まる前から途中までを録画してさっと編集し、最後に振り替えるかのようにまとめの動画を流したりしますよね。
 ブライダルの仕事の素晴らしさが理解でき、もう一回披露宴したくなったよ。
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