まとぅん

ディヴォーション:マイ・ベスト・ウィングマンのまとぅんのレビュー・感想・評価

3.8
【男と男の友情】
日本では劇場未公開でしたが、最近Netflixで配信されたとのことでコチラを🎬
先にお伝えしておくと、派手派手なアクションではなく、実話ベースのシリアスヒューマンドラマです。


○公開されていれば、ある程度注目を集めたかもしれない🫢
キャストはあの『トップガン マーヴェリック』のハングマン役のグレン・パウエルと、
MCUの"征服者"カーン役のジョナサン・メイジャーズである。
『アントマン&ワスプ:クワントマニア』の公開も控えているので丁度良い🐜😙


ー1950年代、アメリカ海軍で唯一の黒人パイロットであるジェシー・ブラウンは、優れた飛行技術を有したベテランだったが、プレッシャーも抱えながら飛んでいた。そこへ白人のトム・ハドナーというパイロットが転属し、2人は互いを認め合って仲良くなる。同時期、アメリカは朝鮮戦争が激化したことで、ジェシーとトムは任務を遂行するために空を駆けるが…



↓ネタバレ含みます❗️



○パイロット👨‍✈️ということで、グレン・パウエルがまたも、戦闘機で空を飛び、熱い男を演じている。
また、主人公のトムを演じるジョナサン・メイジャースは、"征服者"カーンとは対照的な善人でありながら、"黒人"というレッテルに悩みを抱えながら日々を送る役を演じる。


○舞台は朝鮮戦争真っ只中。
1948年にトルーマン大統領により発せられた「大統領令9981」で人種差別の禁止を宣言され、黒人も活躍できるようになった時代。
とはいえ、差別は完全に拭い切れず、ジェシー自身もその扱いに苦しめられる。
泣きながら自分に屈辱的な言葉を叫ぶシーンは印象的。
また、彼の着陸訓練を応援する基地内の黒人達。彼らにとってジェシーはヒーローであろう✨


○期待されるアクロバットな飛行シーンは少ないが、それよりもジェシーとトムの「男と男の友情」が徐々に育まれていくのが見所か👀
"ジェシーを戦闘機で追尾するトム"の様子は、トップガンを彷彿とさせる。(トムだけに笑)
フランス🇫🇷を満喫し、女性への誘い方を教えるジェシーの自慢げな顔。
不時着した後に自分も不時着し、駆け寄るトム。などなど、
う〜ん、良いなぁ。友情・愛・絆🤝

「君の献身的な夫は完全に君のもの。永遠に」
奥さんも強い女性だったなぁ〜


○〆
彼らの子ども達が彼らの死後も繋がっているのも何かイイネ。
『トップガン』とはジャンルも熱量も違うが、"良い意味で思ってたんとちゃう"意外性のある作品でした😌

ps.トムとジェシーが逆になっていたので修正しました。失礼いたしました。
まとぅん

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