らんらん

クレージーメキシコ大作戦のらんらんのレビュー・感想・評価

クレージーメキシコ大作戦(1968年製作の映画)
3.0
東宝クレージー映画のひとつ、作戦シリーズの11作目
前年の「クレージー黄金作戦」に続く大作で162分もあります

【内容】
同じ海外ロケの大作ってことで「クレージー黄金作戦」と流れは似てる
植木等、ハナ肇、谷啓の3人がメインで、ヒロインには浜美枝、園まり、そして外国美女の登場とこの辺りの構成は一緒

前半は国内編で登場人物の紹介がてら3人が海を渡るまでのドタバタ(ドリフターズが警官役で出てくる)
中盤ではアメリカロケ、警察に追われたりギャングにつけ狙われたり
後半はメキシコロケ、ここでクレージーキャッツが全員揃ってのショウが挿入される、中尾ミエやザ・ピーナッツもゲスト参戦
ストーリーのほうはメキシコの遺跡ピラミッドに眠る財宝探し編になって、なんだかんだハッピーエンド

【感想】
DVDマガジン「東宝 昭和の爆笑喜劇」第7号での鑑賞

東宝クレージーシリーズで一番長いとされる162分、楽しい映画ですがこの長さが辛いところ
「クレージー黄金作戦」もそうなんだけど、中盤以降は飽きてくるというか集中力が切れてきて流して見てしまう
まだ前半は不謹慎な死体コント(春川ますみが死体役)も楽しく?見れるんだけど
終盤のピラミッドのミイラとかダイナマイトのくだりとか、この辺りまで来ると完全にバラエティのコントのノリ
おまけに1000万横領したはずなのに持ち主が死んだから自分のものになってお咎めなしとか、強引なハッピーエンドにはちょっと呆れる
これがまだ90分とかなら温かい目で見れたのかもしれないけど、ここまでひっぱっておいて終盤がこんなだと流石に辛い

良かった点を挙げるなら序盤の浜美枝!
地味子姿の浜美枝ってのもいいですねー、そりゃ当然綺麗でセクシーなほうが魅力的なんだけど、そんな姿はもう見慣れてるわけでw 今まで見たことない一面なんかが見られると例え地味子姿であっても嬉しかったり

あとは、、、劇中歌われる挿入歌で
「人生たかが二万五千日」
ってのがあって、気になって割ってみたら約68.5歳!
え、短くない?ってさらに調べたところ、当時だとそんなもんらしい
こんなところからも改めて時代が違うんだなーってしみじみ感じました
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