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霧笛が俺を呼んでいるのtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

霧笛が俺を呼んでいる(1960年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

第三の男の翻案というだけで興味ぶかい。ウィーンの戦災廃墟感をどう翻案するのかとおもったら。霧。自然の霧もだが暗黒街ヨコハマの陰謀の黒い霧。その霧のなかを赤木があるく。このあるく姿がヨコハマににあいすぎているし誰にもマネできない。たとえ優作であってもだ。そしてわすれてはならないのがその優作がヨコハマbjブルースでとりいれたかったにちがいないbl要素。本作。太陽がいっぱいの翻案でもある。主要男女四人全員。少年少女顔。の薄気味悪さ。西村晃も美少年。濃厚な生々しい大人の男女の性というよりピーターパンシンドローム的なガラスの同性愛臭が霧に充満。音楽も一部怪奇大作戦そのものなバイオリン高音のところがあって不気味。
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