絶賛涙は一頻り
雲が過ぎれば
夢だったかのような
晴れ晴れ
闇に呑み込まれた眩しさが
消化されることもなく
そのまま出てきて
何もなかった
それが合い言葉として
僕らを繋ぐ
何処まで行こうと
きっと
それはどちらの意味でも
同じ道に続く
今はただ複雑な模様を
愛で片づけている
礼賛喜劇は一握り
午後を堪えれば
嘘だったかのような
憧れ
影に連れ去られた怪しさが
乳化されることもなく
今でも残って
変わらなかった
それが捨て台詞として
僕らに刺さる
何処まで知ろうと
もっと
それはどちらの意味でも
次の問いに届く
いつかまたそっくりな模様に
愛を押しつけてゆく
痛みはやがて引いても
その傷痕を見て
思い出せるのかな
何もなかった
それが合い言葉として
僕らを繋ぐ
何処まで行こうと
きっと
それはどちらの意味でも
同じ道に続く
今はただ複雑な模様を
愛で片づけている
