Tim

白銀の戦場 スターリングラード大攻防戦/スターリングラード大攻防戦のTimのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

独ソのスターリングラードをめぐる戦いを描いた1972年ソ連映画
英題はHotSnow

今週借りた第二次世界大戦映画10本ノック1本目。

私なりにこの映画をまとめると、
「防御線を突破され数多の犠牲を払いながらも、
独ティーガー戦車450台の侵攻を肉薄攻撃で食い止め、
祖国を救った野砲先輩」である。

エンディングのBGMと、兵士達の実際の写真がかっこよかった。

2時間強で若干冗長さが残るが、
脚本とBGMは結構よかった。

バイオレンス感は少ない

以下メモ
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寒さをものともしないソ連兵に、シュトゥーカが攻撃

参謀会議
スターリングラードの独兵をソ兵が包囲
ドイツ軍450台の戦車がスターリングラード45kmまで迫る。
ムシカバ川に防御線を敷く。川を越えられるとスターリングラードまで平地が続き最早防御は不可能。
ソ連兵達は馬車、トラックで移動(まだ馬車使うんですね)
へべれけソ連戦車兵に遭遇が将軍(司令官)へ発した言葉「なんの用だおれは正義の勇士だぞ 違います 規定量しか飲んでおりません」第105戦車連隊第1大隊第3中隊長
防御線が突破されたことが発覚、温存する戦車も負傷
行軍により疲弊・空腹を訴える兵士達
前足を骨折して倒れた馬が容赦なく射殺される
カスイモフがちょい太った浅野 忠信に似てた
防御線を張った兵士達に空襲、さらに戦車が迫る。ティーガー戦車?
ZiS-3 76mm野砲で応戦。「アゴーニ!(撃て!)」
欠けた人員にターニャも宛がわれる。
ドラムの一定のリズム、乱雑なピアノのメロディ不穏なBGM、独り言を発しながら一心不乱で野砲を撃ち続ける中尉
とうとう北側防御線が突破される。
連中戦車の侵攻を防ぐためカチューシャ砲で橋の破壊を試みる。
前線に残された兵士は手りゅう弾を抱え戦車へ特攻する。
斥候兵から野営洞窟の100m先にドイツ兵将校がいるとの情報。
女性看護師ターニャの死
敵戦車が疲弊するぎりぎりまで前線で持ちこたえさせる司令官

前線を突破されながらも、敵戦車を肉薄攻撃で食い止めた野砲の歩兵たち
皆メシを持ってきたぞ!メシを持ってきたぞ!メシだぞ メシだぞ 塹壕で死んだ兵士達
司令官「砲を撃っていた兵士達がいるはずだ」
「食料を持ってきたが誰もいないんです」
司令官「誰か生き残っているはずだ」
「称号を7つくれ よくやってくれた ありがとう 寸志だ ありがとう お礼のしるしだ ありがとう  ありがとう」1人1人と握手し声をかけ称号を渡す司令官
脚本は良かったが、若干リズム感にかけていて冗長なので、
カットを増やすなり工夫すると良かったかもしれない

2020.7.10
振り返って、1972年でこりゃすごいです。

http://www.imfdb.org/wiki/The_Hot_Snow_(Goryachiy_Sneg)
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