とらキチ

マガディーラ 勇者転生 <完全版>のとらキチのレビュー・感想・評価

3.9
「RRR」の余勢を駆っての鑑賞。
通常版は鑑賞済。
Road to「バーフバリ」として、果ては「RRR」へと繋がっていくS・S・ラージャマウリ監督作品。なんてったって「RRR」のラーマ役のラーム・チャランの主演作品ですから!「RRR」におけるロン毛・髭モジャなラーマの最終形態は、まんま今作のビジュアルと一致していた。
前世からの因縁が現代へと繋がっていく“輪廻転生”のプロットは「バーフバリ」に通ずるものがあるし、前世パートでの古代中世戦記ファンタジー的なビジュアル世界観もやはり「バーフバリ」を想わせる。
作品そのものの出来としては、集団群舞のシーンとかでの編集の仕方に、独特な“クセ”を感じた。ここらへんは、まだまだ当時売り出し中だっただろうS・S・ラージャマウリ監督の“若さ”というものか。でもやっぱり、後々「RRR」へと連なるS・S・ラージャマウリらしい“ワールド”がしっかりと構築されていて、「RRR」を観た時と同様、いつまでもその世界観に浸っていたい気持ちにさせられた。
そしてやっぱり、最後1番オイシイ所を全部持っていったソロモンよ…😆
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