娘の結婚に気が乗らないお父さん。
親が結婚相手を探す時代から自分で結婚相手を探すことに差し掛かった時代だ。
自分の幸せは、自分で見つける。
後にトリックとしてネタバラシした小芝居のやり取りが良かった。
半ば強引に父親の承諾させた幸子ちゃん(山本富士子)は、大手柄でした。
父親としては娘の幸せを思うと、将来有望な男を選んであげたいのであろう。
共通する幸せの目的なのに、そのプロセスの考え方が異なるためギクシャクしてしまう。真剣に考えなければならない問題だから尚更だ。
佐田啓二、
ハンサムでカッコいいなぁ。でも単独で父親の勤め先を訪問することは間違っていたように思えてしまう。
田中絹代、
夫を立てる良き妻が好印象でした。たくさんの作品で女優として活躍するだけではなく、監督業でも活躍されていることがすごい。