片腕マシンボーイ

の方へ、流れるの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

の方へ、流れる(2021年製作の映画)
3.7
あんなオサレで難解そうな西洋文学で格好つけやがって……うん、隣の唐田さんに覗き読みされたら思うと、迂闊に官能小説も読まれへんがな!ぷんぷん

知り合ったばかりのふたりが、何やかんや言い合いしながら……これは恋に発展すんのか?って話

そうねぇ、「覚悟はいいかそこの女子」や「血ぃともだち」しか観たこと無かったマシンボーイは唐田さんってポンコツ映画の人やと思い込んでいたんやが、昨年の石橋監督お芋ちゃん共演の「朝がくるとむなしくなる」で、おや、唐田さん実はめちゃ魅力的な女優さんなんやないの?なっていたからばね、満を持してこれ観たぞ!

げぇ!これはかなり好きなヤツやったし、ハードな言葉責めがマシンボーイのハートをビシバシ鞭打って、瞬く間にSっ気にじませた唐田さんにメロメロなったがなぁ、ぺろぺろ
そうね、昨日レビューした愛ちゃんのんとは違った熱量で愛を語る作品やったんやが、本作のんはマシンボーイにも非常に理解しやすく、初対面の男女の会話なんて全てでまかせ!っつ〜暴力的かつ真理な展開には痺れたし、唐田さんと相手の男性の無機質な語り口もまた心地よくて素直に騙されたいのよ、って気持ちになってくんのよねぇ
からの終盤の川沿いでのホラー味すら感じる再会に、軽薄が過ぎるラストシーン!こりゃあ完璧に計算され尽くした大人の恋愛映画で、普段はJC向けのラブコメにキュンするマシンボーイの乙女心が大人の階段一気に駆け登った気がしたのよ、ぺろぺろぺろぺろ

そうね、マシンボーイも唐田さんの前で栞を落としたいからば……いかんいかん、官能小説ではさすがの唐田さんとはいえ、「やっぱり男なんて所詮脳内全て助平で溢れたセックスアニマルなのよ」なんて言う前に、そもそも相手にすらしてくれなさそうやからば……おしゃんな西洋文学……おしゃんな西洋文学……おしゃんな西洋文学……くぅ!ここで自分を偽って「O嬢の物語」とか言うくらいなら団鬼六言うんが絶対真摯よなぁ!

よし、「死体の人」と「寝ても覚めても」も観よぉ!