【STORY】
“なんでも願いが叶う国”ロサスを舞台に、人々の“願い”の物語が展開。
人々の願いを叶えるマグニフィコ国王の弟子になろうとするアーシャが、国民たちの願いにまつわる残酷な真実を知ってしまい、解決を目指そうとする。
【REVIEW】
これぞ“ディズニー映画”だと思う。歌にもディズニー愛にも鳥肌が立ち、ディズニー映画で幼少期を過ごし、20年以上ディズニー好きで生きてきたファンにはご褒美でしかない、ディズニー愛あふれる作品だった。
今作の批評的な評価が低め(オーディエンス評価は高め)なのは、ある程度仕方ない、回避するのが難しいことだと思う。ディズニーアニメスタジオの100周年を祝うための作品であれば、“これまでやってきたこと”に重きを置くのは自然な流れで、そうなると真新しいことはやりにくくなるし、トガった挑戦をすべき作品でもなくなるため、ある程度「安牌」を取ることになるから。
そうなれば現代の映画論に深く刺さるような作品にならないのは当然で、それを批評家が手放しに褒めたりしないのも想像はつく。
でも、間違いなく、今作はディズニーアニメの歴史を讃え、まっすぐに夢と魔法を届けてくれる1作だ。その愛を感じられただけで、物語のハードルはある程度クリアだと思う。
そしてアリアナ・デボーズの歌声が最強なので、ミュージカルアニメとして大成功している。それでもう無問題。
強いていうなら、マスコットキャラたちのインパクトが弱い。可愛いけど。
細かい話は公開時にしますが、ディズニー映画を1本復習するなら『白雪姫』推奨です。
ディズニー様ご招待にて試写。
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