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フェイブルマンズのotomのレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
4.8
一歩間違えば恵まれた他所ん家のホームムービーを見せられてる気分なりかねないけど、キッチリしっかり面白く作る流石なスピルバーグ。カメラ越しに暴かれる良い事と悪い事の洗礼を受けて、それでも尚その道を行く割礼済みの青春で熱い。芸術、科学、宗教に加えて愛情模様で家族それぞれ別方向を見ていながらも意外と結束してる感じと、焚き火の三脚は上手い事組み合わせれば崩れないドヤァとぼっちなポール・ダノが言うシーンの人生ままならさ具合が泣ける。締めのやっぱジョン・フォード(リンチ)はスゲェやからの、フレーム修正が超萌える。おばさんでも精霊の如く踊るスケスケなミシェル・ウィリアムズも良かった。
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