正行

こんにちは、母さんの正行のレビュー・感想・評価

こんにちは、母さん(2023年製作の映画)
4.0
毎年こんな作品があったらいいなと思った。
セリフの言い回しが少しわざとらしく説明口調になっていて舞台っぽいなと思ったら、原作は舞台作家の人気戯曲で舞台化、ドラマ化もされているとのことで納得です。
大泉洋の良い面が山田洋次作品にぴったり溶け込んで、怒っても弱音をはいてもどこか笑えて安心して観ていられる。そんな作品。

以下、良くも悪くも感じたこと。
・足袋屋さんという設定がほどほど良い。
・宮藤官九郎、加藤ローサへのボディタッチセクハラ感あるがそこは全く触れないのね。
・人事部長と部下の近からず遠からずの関係も良い。
・ソファで横になる息子に枕がわりのクッションを頭にあてる。いくつになっても母親と息子。
・スカイツリーと隅田川の色々な表情が見られた。
・さすが田中泯、頑固なだけの役柄では終わらず。
・永野芽郁のウエスト細すぎてお腹出して登場する度に「うわっ、ほそ」と思う。
・永野芽郁のマニュキア黒いなと思ったら、靴下脱いだら足の爪も黒かった。
・7月のクソ暑い時期にあの家には扇風機だけでエアコン無いんかい。
・吉永小百合の佃煮を出した袋を手で払っちゃうやさぐれ感良い。
・そこで語る「死ぬのが恐いんじゃない、歩けなくなって人の世話になるのが恐い」は考えさせられる。
・佃煮のラベルも読めなくなった、蓋も開けられなくなったは共感できるお年寄り多いのでは?
・食事しているところへズカズカ入り込んでくる近所の人(ボランティア仲間)がウザくもほっこり。
正行

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