たかし

春に散るのたかしのネタバレレビュー・内容・結末

春に散る(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

広岡が迷惑な客を一蹴する場面に遭遇した翔吾。彼のカウンターパンチに魅せられ弟子入り志願するが拒否される。
広岡は元ボクサーで世界戦での不可解な判定により引退。アメリカでホテル支配人として働いてきて、突如昔所属していたボクシングジムに現れる。ジムには先代の娘真田令子が会長を引き継いでいた。
当時の仲間である佐瀬を誘い事故物件を買って共に生活を開始。そこへ広岡を探していた翔吾が現れ再び志願。翔吾のガッツに根負けし、ブランクのある翔吾に教える。
真田のジムの有望株・大塚とのスパーリングで勝利。広岡が果たせなかった世界戦でチャンピオンになった中西との試合が組まれる。まずは大塚とのタイトルマッチで勝つことが前提。
一方、広岡の兄の娘佳奈子が父の手術?の同意書記入のお願いに大分から上京。死後、家を取り壊し東京の広岡宅に引っ越す。
翔吾と佳奈子は徐々に親密になる。
大塚に勝利したが目を負傷し、失明の恐れ。「いまを生きたい」翔吾と「チャンスはまた来る」広岡で対立。広岡はバイパス手術受けたほど心臓が悪化していたのを回りには秘密にしていたが倒れて入院。
vs中西戦。真田でさえ反対する中、広岡は翔吾の希望に沿うよう改心。判定までもつれた末に勝利したが目の手術を強いられる。
病院から桜に導かれるよう出ていった広岡は桜の木の下で死す。
半年後、翔吾と佳奈子は同棲。翔吾は就職を果たし初勤務に向かう。

[感想]
○1本にまとめたことで深みが少ない。おさめるのに1年描くために編集がテレビ放送版の映画のよう。
○ボクシングシーンは熱くなる
○2人のカラダの出来とファイトシーンが見物。
○師弟関係がアツく、佐藤浩市氏の味が沁みまくる。

[補足]
翔吾がボクシングをはじめた理由はシングルマザーの母を守るため。がさつな見た目と言動だったがリング上で優しさがネックとされる。
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