2024年劇場鑑賞21本目。
あれから300年後、若き猿ノアが主人公となった新章。この終わり方だと序章って感じでもある。
シーザー枠ノア、モーリス枠ラカ、ヴィラン枠の独裁者プロキシマスとわかりやすく、猿vs猿の構図から人間メイの不穏な動きにより“猿の惑星”をより感じさせられおもしろかった。ただいまいちグッとくるものがないというかパンチに欠ける。観終わった後の満足感はあまり得られなかった。
単なるノヴァ枠と思われたメイ、このメイのキャラクターは考察しがいがある。
シーザー3部作では人間の愚かさが顕著に描かれていたけれど本作はまたちょっと違った描かれ方。どこまで計画だったのか、利用していただけたったのか、目的のためなら手段を選ばないメイの存在はおもしろい。人類サイドからしたら人類の運命を背負う、惑星の命運を担う人間だもんね。メイ自身も使命に駆られている。
ノアはノアで成長し表情がだんだんとシーザーっぽく感じられたのがよかった。