ももんがぁ

The Redsin Tower(原題)のももんがぁのレビュー・感想・評価

The Redsin Tower(原題)(2006年製作の映画)
3.6
実態の無いもんにレイプされるっちゅうインビジブルリスナーも透明変態人間シリーズリスナーも満足出来る幽霊セックスシーンの激しさたるやね。


残虐な幽霊が蔓延るお化け屋敷で繰り広げられるストーカー気質の未練タラタラ元カレとのすったもんだ。


彼氏のミッチがキモすぎてほとほと嫌気がさしたもんで彼女のキムは遂に別れを決断。

したらば怒った元カレのミッチが銃を片手にキムを取り戻しにやって来たぞ!

しかもミッチはオタクみたいな様相の癖に女にも暴力を振るうっつうDV気質も持ち合わせているもんでオタク怖ッ!ストーカー怖ッ!ってなったキムだけど、たまたま居合わせた友人達とストーカーのミッチを撃退。


そんな傷心中なキムに友人であるゴスロリコスのベッキーの計らいでキムの傷心パーチーを開催する事に、

あんなポンコツな元カレの事なんか忘れて他の男とセックスでもして忘れようぜ!っちゅうなんとも親友の粋な計らいである。


ところがパーティーの開催を良しとしないミッチのこすい策略により、家でパーティーを開けないもんだから、

過去に錬金術師が何人もの人々を拷問して惨殺したとして知られる地元でも有数なお化け屋敷Redsin Towerで誰にも邪魔されず酒やクスリやセックス三昧でヒャッハー。

しかし案の定寝床を邪魔された幽霊さん達からしたらうるせぇ若もん達のセックスに嫌気が刺して激おこ。

更にストーカーと化した元カレのミッチまでも殺意メラメラにキムを取り返しにやって来て何だかもうコイツら全員死ぬ未来しか見えません!

果たしてキムは無事にミッチと別れる事が出来るのか!?


お腹ギュルギュルなはらわたゴアに幽霊さんの激しすぎるセックスでオメコからウジ虫破水と幽霊に憑依されたオカルトスプラッター展開となる後半はすこぶる面白いね!


何をみせられとんのやろ感がゴイゴイスーなただただ汚ねぇゴアのみに特化した『August underground』シリーズのフレッド・ヴォーゲル監督が初めてプロットがちゃんとあるホラーを手がけた元カレスプラッターだけど、

この監督はちゃんとホラー映画撮っても面白い事が今作でしっかりと証明されたね!


話は良くあるポンコツホラーですけどメイクや特殊効果が低予算のポンコツ映画にしてはすこぶる良質で、そこだけめっさ力入ってたわ。


結局死んでも別れられんっちゅうラストのミッチの一途さというか独占欲過ぎる彼氏っぷりは最早幽霊の怖さとかも凌駕していたよね。
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