tulpen

そして、ひと粒のひかりのtulpenのレビュー・感想・評価

そして、ひと粒のひかり(2004年製作の映画)
5.0
麻薬を胃の中に飲み込み密輸する運び屋、ドラッグミュールを描いた南米コロンビアの映画。

17歳の少女マリアがお金を稼ぐ手段として危険と知りつつもニューヨークまでの運び屋を引き受ける。
ヘロインを詰めたゴムの粒はちょっと太い親指の1関節くらい、
彼女はこれを60粒も飲み込んで旅をする。この粒を飲み込むシーンでは、
自分も同じように唾を飲み込んで息苦しくなる…。

主役の女優カタリーナ・サンディノ・モレノはアカデミー賞では主演女優賞にノミネート
彼女を見たこともないのは当然
800人以上のオーディションから選ばれたとのこと。

もともとの演技力なのか、
むしろ彼女自身がそのまま映画の中で成長したかのように顔が全く変わっていくのには驚いた。

そしてラストで見せる彼女の表情に鳥肌が…!
自分でもそうするだろうと思ったら鼻の奥がつ~ん。


静岡シネギャラリーにて。
2005.12/14 (61) 通算849

2005年のMy best movieに選んだのはこの映画でした。
tulpen

tulpen