シネマ5454

あしたの少女のシネマ5454のレビュー・感想・評価

あしたの少女(2022年製作の映画)
4.1
2024-62本目

ぺ・ドゥナの瞳

韓国、と言うより、形は様々であってもどこの国にもありそうな社会の歪み。

競争社会。
社会的弱者への圧迫。
責任逃れ。
構造の欠陥。
心を失う。

実際の事件を基に、それを風化させまいとする確固たる意志を感じる力作。
単純な答え合わせに走らない所に作り手の心意気を感じます。

こう言う作品を作り、評価される所に、暗く絶望的な社会の中に、一筋の希望を感じます。

映画による自己批判
韓国映画のストロングポイント。

邦画もこうあってほしいものです。


キム・シウンも見事でした。
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