horahuki

Kfcのhorahukiのレビュー・感想・評価

Kfc(2016年製作の映画)
3.7
記録です。

監督の舞台挨拶付きで鑑賞。ベトナム映画界初のゴア映画らしい。子ども(しかも女子)にち◯子食べさせるとか頭がおかしいし、オエっとなって吐き出したそれを自分の容器にキャッチするおデブ君もイカれてて素晴らしい!🤣こんなヤバいの撮るとかどんな人が監督なのかと思ったら爽やかイケメンで笑った😂

コーラとペプシのMIXが至高なんだけど誰からも理解されないんだ…とか当たり前過ぎて掴みとして最高だし、その後のカメラとかも本当に卒業制作?って思ってしまうくらいにカッコいいとこが幾つかあった(構想のみで制作は後日らしい)。しかもこれ以前はほとんど映画を見たことなかったらしくて、何かを参考にしたわけではないらしい。音の使い方が一箇所すごく良いところがあって、見せずにしっかり残虐を上乗せしてるし、その他でも見せる・見せないの取捨選択がうまい気がする。少しの挙動で異常を無理なく日常化させるのがそこに寄与しているからむしろ見せずに消費することに残虐さが乗っかるっていう、かなり綿密にゴアを計算・分析して撮っている印象。多分すんごい理論派な監督さんだと思う。そして、グロゴア・インモラル一辺倒かと思わせて意外と複雑なストーリー。救いがなさ過ぎでしょ…。でも物語を推進させるようなセリフがほとんどないため、劇場配布の人物相関図と解説記載のチラシのおかげで理解しやすかったのも有り難かった。ちなみにアニメ化構想中らしい。ケンタッキー社とのやり取りについての監督さんのお話が面白過ぎて笑った🤣本当に大丈夫なのかな…😅監督の新作がもしかしたら大阪アジアンでかかる可能性があるかもとのこと。
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