このレビューはネタバレを含みます
原作未読だけど、めちゃくちゃ浅野いにお節だったな。卑屈でイタい主人公が堕落した底でもがきもしない諦めた感じ。今回は趣里が本当に浅野いにお作品から出てきたのかってくらい、再現度めちゃくちゃ高い。そりゃ朝ドラ主演もやるわぃ
海辺の女の子同様にずっと破滅に向かっているような寂しさが漂ってて、寒さも孤独も纏ってる主人公!斎藤工めちゃくちゃ合ってる!!ただ実写化して成功してるとは言えない…??やっぱ白黒の漫画で余白があるからこその哀愁と孤独が活きる作品のような気がする。冒頭のスピーチ中にケータイいじる描写や名前間違え過ぎるライターなど、どこかテンポが良すぎて作りもの感がある。
本当にラストのラストで自分がダサいことに気づくから、それまでずっと憂鬱で胸糞。
竹中直人監督作品って何のエッセンスも無いのか??