こぅ

ウィッチスターズ 流星からの寄生体Xのこぅのレビュー・感想・評価

3.5
'23 6/6ジャケ写掲載していただきました。

'23 夏のホラー/ミステリー祭①

1000 marksから心機1発目‼︎
フェデリコ・スファシア監督による、B級サイケなイタリアン【寄生ホラー(・コメディ)】。
尚、製作年は、'22の表記間違い。

〜ヒロ吉君のオススメ作品を期待して鑑賞の巻〜
安価でBlu-ray-R化された円盤を購入して視聴。
映像のクオリティ上々。


流星群が降りそそぐハロウィンの夜。
ワケありの男たちが再会を果たした。
再会を祝したパーティはドラッグあり、娼婦ありの乱痴気騒ぎへ。
あらゆるものに寄生してクリーチャーへと変貌させる〈寄生体X〉。
彼らは楽しい夜を過ごすはずだった…。


アヴァンタイトルのU tuneのLIVE配信馬鹿女から嫌な予感がした。チャラ系だな。
が、
「クズみたいな低予算ホラー!
ひとつ忠告
お金を持ってない人は映画を作るべきじゃないわ!」
という潔い 自虐ネタ は良いぞ。

本題始まって、
ストーリー展開にメリハリが無い⤵︎

プロットがシンプルだから間を持たせようと肉付けしたエピソードが多少テンポを削いでいたり、低予算チープをカバーしようと チカチカ発光(サイケデリック)&火花とスモーク演出や誤魔化しの細かいカット割で一瞬しか見せないのはバレバレ。
また、アップばかりのショットで奥行が感じられない撮影だ。

メイン展開は3組のカップルにて分かれて進行する。
場面場面、状況重視或いは説明不足の為、所々何故⁇が付き纏う。

エルネストとサムの確執、
エルネストのフラッシュバックする過去、女とは⁈

クライマックス〜ラストは、
大した事ない三角関係エピソードを引っ張って、クドいが、ラスト対決への流れではやむを得ないか。
決着は、◯イ◯◯◯ンで‼︎


ヴィジュアル的には、
顔が溶けて目ん玉落ちる、ハンドメイド感あるグチャドロは中々のクオリティで、【遊星からの物体X】、【死霊のはらわた】へのオマージュを感じ、白濁液ダラダラ〜の眼鏡エロ処女&SEX と片一方の血みどろとの畳み込みや 眼から血を流すメイクの娼婦 は見どころで0.5加点。


結果論で
言うと、ヒゲ主人公が 冴えない地味男 で影が薄い。
続編があるならタイトル通りの本題に入りそうな前兆。
そんな 覚醒 を垣間見せる締め。
実現すれば期待も出来そう(期待に0.1加点)。
もしや、本作は序章的で、という事なら合点がいくし、監督は計算高いな。


総評:
初っ端から予想よりチャラくて面食らったが、
グチャドロ(クリチャー)のクオリティは高いし、
劇伴含め、チープを割り切って観たら(乗れたら)割とポップで楽しめるのかもしれない。
色々難はあるが、単に B級駄作 で片付けられない 光 がある作品なのは確かだ。


ビンタレベル★☆☆☆☆で凄くはない。
こぅ

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