たかし

怪物のたかしのネタバレレビュー・内容・結末

怪物(2023年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

夜、ビルが火事(結局、全焼)。

~早織視点~
クリーニング屋で働きながら息子の湊を育てる。夫は浮気中に事故死。家での湊の変化から、学校でのいじめ、担任の暴力を疑い学校に抗議。しかし学校の応対は型にハマった誠意の欠片もない。保護者会開催後、週刊誌に担任保利の記事が掲載。台風の夜、湊が部屋から消えた。

~担任・保利視点~
明るく、よく生徒に声かける新任。湊が暴れたり依里がクラスで浮いてることを気にして依里の家へ。父は息子は病気で豚の脳ミソが入っていると言う。湊の母からの抗議も自分は悪くないのにまわりの教諭はことなかれ主義。
記者が現れたことで、彼女は去る。部屋にあった作文を見て台風の夜、湊の家へ。誤解していたと叫ぶとこに早織が湊が居ないと告げ一緒に探す。以前湊を見つけたトンネルへ行くが土砂崩れ。それでも進み廃列車を覗き込む2人。

~湊視点~
まわりにバレないよう依里との2人時間が増えていく。廃列車が秘密基地。「怪物だーれ」ゲーム。祖母の元へ引っ越しが決まる依里。台風の夜、2人で秘密基地へ。翌朝、這い出て泥まみれではしゃぐ。

[補足]
⭐️校長は孫を事故で亡くして間もない。夫が轢いたらしいが、校長は湊に「嘘をついた」と話す。
⭐️火事は依里が起こした(確定なし)。
→父がガールズバーに通っていたから。着火マンを依里が所持していたので湊が奪う(自室で発見)。就寝が2時。

[感想]
一回じゃ理解、整理出来ない。見れば見るほど捉え方が変わりそう。
各視点によってキャラが違うし、食い違う証言で違和感を持ちながら真実は何かを追っていく。
はっきりと白黒つけない「濁す」内容。モヤモヤ感は残るがそれでも作品としては見て良かった。伏線(裏で本当は何が起こっていたか)回収していく。
子供の自然な演技は是枝作品らしい。
役者は皆すごい!だからこそ見入った!
たかし

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