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PATHAAN/パターンのmaroのレビュー・感想・評価

PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)
4.0
2023年日本公開映画で面白かった順位:4/122
  ストーリー:★★★★★★★★★★
 キャラクター:★×20
     映像:★★★★★★★★★★
     音楽:★★★★★★★★★★
映画館で観たい:★★★★★★★★★★

「YRFスパイ・ユニバース」第4作目。
『PATHAAN/パターン』シリーズ第1作目。
まさに『ミッション:インポッシブル』×「マーベル・シネマティック・ユニバース」!!
全編を通して興奮しっぱなしで、今後の展開を踏まえたら絶対に観ておきたい作品。

まずは「スパイ・ユニバース」について。
ヤシュ・ラージ・フィルムズという映画会社がこれまで撮ってきたスパイ映画をひとつにまとめたシェアード・ユニバース。
本作の主人公パターン(シャー・ルク・カーン)と『タイガー』シリーズ(2012-)の主人公タイガー(サルマーン・カーン)、そして『WAR ウォー!!』(2019)の主人公カービル(リティク・ローシャン)は、みんなRAWというインドの諜報機関に所属しているという設定だ。
だから、今回の映画にもタイガーがゲスト出演している。
まあ、「知ってたらエモい」ぐらいなので、『タイガー』シリーズを観ていなくても特に問題はない。
ちなみに、『タイガー』は過去2作品出てるんだけど、1作目はDVDしかなく、2作目に至っては日本未公開で配信にもDVDにもないため、現時点で簡単に観る術がない。。。

で、今回の映画の内容なんだけど、これはもうハリウッドのアクション超大作が好きな人は絶対にハマると思う!!
もともとシッダールト・アーナンド監督はトム・クルーズのアクション映画をリスペクトしていたこともあってか、本作は『ミッション:インポッシブル』シリーズ(1996-)を思わせるシーンや演出が多い。
トム・クルーズ並みに体を張っているかは謎だけれど、少なくともスクリーンに映し出される映像自体は、本家の『ミッション:インポッシブル』シリーズを超えていた!
ドバイの公道で行われたカーチェイスや、走るトラックや列車の上での格闘、ウィングパックを背負って行われる空中戦なんかもマーベル映画並みのド派手さで、アクション映画好きにはたまらないね!

さらに、今回の映画で見どころなのがキャストの肉体美。
スパイ映画で何が大事なのか、この映画を観てようやく気づいたんだけど、"セクシーさ"なんだよ。
それが何によって作られているかと言ったら、圧倒的な顔のよさと肉体美、これに尽きる。
別に自分はルッキズムではないけれど、スパイ映画においてはマジで大事だと思った。
異性を翻弄できるぐらいの整った顔立ちに加えて、男性ならシックスパックかエイトパックが当たり前の筋肉、女性ならスラッとした手足と健康的な肉付き。
本作のパターン(シャー・ルク・カーン)はバッキバキの筋肉だったし、ヒロインのルビナ(ディーピカー・パードゥコーン)の妖美さもハンパなかった。

そんなわけで、マーベル要素を含んだ『ミッション:インポッシブル』って感じで個人的にぶっ刺さりまくり!!
笑いあり涙ありのストーリー展開に、圧倒的な肉体美とそこから繰り出されるアクションの数々が最高すぎた!!

(2024.5.16再鑑賞)
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