ぶみ

Mr.Children 「GIFT for you」のぶみのレビュー・感想・評価

Mr.Children 「GIFT for you」(2022年製作の映画)
4.5
あなたの人生の中で、Mr.Childrenはどんな音を鳴らしていますか?

稲垣哲朗監督によるドキュメンタリー。
メジャーデビュー30周年となったロックバンド「Mr.Children」(桜井和寿(Vo,G)、田原健一(G)、中川敬輔(B)、鈴木英哉(Dr))の姿を追う。
作品の内容としては、2022年に行ったライブツアーの模様に、関係者やファン、またメンバー自身のインタビュー映像を加えて構成。
私的には、Mr.Childrenは青春時代から現在に至るまでともに過ごしてきた好きなアーティストであり、若かりし頃には、ライブへ行ったこともあるし、CDを最近まで発売日に購入していたほど。
そのため、本作品で冒頭田原が爪弾くギターが大音響で鳴り響いた時には、鳥肌が立った次第。
また、本作品を観たコロナシネマワールドでは、重低音と振動がシンクロする「重振シアター」で上映されたため、鈴木がバスドラムを踏み鳴らすたびに、振動が伝わってくるという素晴らしい臨場感を体験。
Mr.Childrenに初めて出会ったのは、1993年11月リリースの4枚目となるシングル「CROSS ROAD」。
大学生当時、ドラマが好きだった私が、たまたま見始めたものが、斉藤由貴、西村和彦、髙嶋政宏等の共演による日本テレビ系ドラマ「同窓会」。
その主題歌に使われていたのが「CROSS ROAD」であったのだが、楽曲そのものよりも、その爽やかなタイトルとは裏腹に男性間の同性愛を取り扱ったドラマ内容が、当時としてはかなりの衝撃であり、今でもトラウマ級のもの。
そこで、すぐにファンになったと言うわけではないのだが、間違いなくきっかけはそのドラマ。
また、就職したものの、何かこれは違うと感じ始め、転職を後押ししてくれたのは、「星になれたら」と、要所要所で、私の人生にMr.Childrenが登場。
そして、本作品のセットリストに関わらず、名曲だらけのMr.Childrenにおいて、あえて10曲をピックアップするならば、「擬態」「HANABI」「星になれたら」「Sign」「fantasy」「抱きしめたい」「エソラ」「himawari」「Tomorrow never knows」「Innocent world」あたりか。
閑話休題。
ライブ映像とインタビュー映像がミックスされた音楽ドキュメンタリーとして、間違いない仕上がりであるとともに、ミスチルファンは必見の秀作。

いつの日もこの胸に流れてるメロディー。
切なくて優しくて心が痛いよ。
ぶみ

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