しょうちゃん

ミート・ザ・フィーブルズ/怒りのヒポポタマスのしょうちゃんのレビュー・感想・評価

4.5
ピーター・ジャクソン監督によるスプラッター人形劇。

とあるパペットたちの劇団を舞台にした珍騒動を、
ブラック・ユーモア満載で綴る。

公開当時は本作の看板を見かけたが、
ピーター・ジャクソンの存在をまだ知らず、
ただのセサミ・ストリートだと思いスルーしたのを覚えている。
看板スルーした過去の自分に喝!
ヒロインはカバのハイジ。
ハリネズミ、
セイウチ、
ウサギ、
ネコ、
キツネ、
イノシシなどの動物をモデルにした個性豊かなパペットが沢山登場。
ただの“セサミ・ストリート”風の人形劇だと思いきや、
金と暴力とドラッグとセックスにまみれた、
エログロ描写満載の人形劇。
動物たちの人間同様にドロドロした内面が描かれる。
ポルノ映画を見るくだりで、
動物なんで“ノーズセックス”やら、
ポルノ映画のタイトルが“アナルのしたたり”だったりとか、
ピーター・ジャクソン監督最高!
終盤でついに怒りが頂点に達したヒロインが、
ランボーの様にマシンガンで大量虐殺する展開は必見。
殆どの登場する人形たちが皆殺しにされ、
阿鼻叫喚の地獄絵図が展開する。
エンドロールで生き残った動物たちのその後が紹介されるが、
ヒロインはたった10年で出所できたという。
普通なら死刑じゃない?
監督2作目も悪趣味全開でした。
しょうちゃん

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