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Teknolust(原題)のsonozyのレビュー・感想・評価

Teknolust(原題)(2002年製作の映画)
4.5
アメリカの女性マルチメディアアーティスト、リン・ハーシュマン・リーソン監督作。
ティルダ・スウィントンが一人四役を演じるSFコメディ。

生物遺伝学者ロゼッタ・ストーン(ティルダ・スウィントン)は、自身のDNAとAIにより、SRA(Self Replicating Automatons: 自己複製オートマトン)として3人のクローンをつくり出す。

いずれもティルダ・スウィントンが演じる3人のクローンは、その名の通りのカラーの着物風ウェアを着ている。
●ルビー: 3人に必要な人間の男性の精子を確保するため、現実世界と仮想世界を行き来する。一番行動的。
●マリーン: 自由奔放なキャラ。
●オリーブ: 冷静で穏やかなキャラ。
※3人がダンスするシーンだけ同じ黄色いウェアに。

ロゼッタの使うノートパソコンは懐かしい「iBook G3 クラムシェル」。
3人のクローンとの連絡/監視デバイスは電子レンジ風のディスプレイ(笑)。

ルビーと接触した男性35人は、眉間の間にバーコードの模様が出来る不思議な症状となり、医師(彼の囁きスタイルが面白い)はコンピューターウィルスに侵されていると判断し隔離される。

原因解明に乗り出したホッパー調査官は、Dirty Dick(笑)という名の女性探偵も使い、ロゼッタに迫る。
その間、ルビーは現実世界でサンディという男性への恋愛感情に目覚め、マリーンとオリーブも現実世界への好奇心から自発的行動を取り始める・・

この手の役はティルダ・スウィントンしかいませんね。最高です。
世界観、プロダクションデザイン、コスチューム、大好物でした。

アーティストとしてのリン・ハーシュマン・リーソン(Lynn Hershman-Leeson)さんの活動も調べてみよう。

mubiにて
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