あおき

霧の中のハリネズミ/霧につつまれたハリネズミのあおきのレビュー・感想・評価

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宮崎駿や手塚治虫も愛したロシアアニメを代表する巨匠の短編集「ユーリー・ノルシュティン傑作選」を鑑賞。各作品でMark枠があるけどひとまずここにまとめる。
日本での配給会社との権利が3月いっぱいで切れるということで、本当に最後の最後だったのかもしれん…!貴重!


『25日・最初の日』『ケルジェネツの戦い』『キツネとウサギ』『アオサギとツル』『霧の中のハリネズミ』 『話の話』の6つの短編が収録されている。約10年間に渡る技術の進歩を垣間見ることができた。

どれも切り絵のコマ撮りで構成されているようで、たしかにいちいちコマ毎に描くより効率よさそうだな~と

個人的なお気に入りは「キツネとウサギ」
もう全ての要素が可愛いけどなかでも騎士風の雄鶏がカッコイイ&可愛いでやばかった!!

有名な(確かに俺もなんとなく観たことがあるような気がする)「霧の中のハリネズミ」はなんか、いちいちハリネズミくんのリアクションが怖かった。ドラクエの遭遇イベントみたいな「ディン!」て反応するから。。。

作者もにロシア革命やら大変な時代を生きたからか、それらの要素がちりばめられた作品がある。歴史をあんましらんからなんとも~って感じだったけど。「話の話」の戦争批判はかなり切なくて刺さった。
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