『ガンズ・アンド・キラーズ』
原題 The Old Way
製作年 2023年上映時間 95分
ニコラス・ケイジが主演を務めた西部劇アクション。
凄腕ガンマンと天才少女のコンビが誕生。
かつて凄腕のガンマンとして名を馳せたが、今は家族と雑貨屋を営みながら静かに暮らしているコルトン・ブリッグス（ケイジ）。
ある時、妻が無法者たちに惨殺され、再び銃を再び手にしたブリッグスは12歳の娘を相棒として復讐に向かう。
今作品は、古いスタイルの（昔ながらの）西部劇で、率直に書くとストーリーラインはユニークではないが、終始楽しく興味深いものやった。
キャストは皆、ややステレオタイプなキャラで大げさになりすぎず、とてもいい演技をしていたし、試行錯誤を重ねたキャラが面白さの大きな部分を占めていると感じた。
ケイジは、悪人から善人に戻った冷徹な凄腕のガンマン殺人鬼コルトン・ブリッグスを演じている。
今作品は現代の観客が1シーンおきにアクションを期待するような時代にあって、アクションのほとんどがクライマックスで展開される。
クライマックスとなるラストの銃撃戦までアクションがないとは云わないが、映画の大部分は、ケイジとライアン・キエラ・アームストロング演じる彼の娘が、2人の妻と母親を殺した犯人を追うというものでした。
彼の作品のファンなら、この映画は90年代から2000年代にかけての伝統的なケイジのポップコーン映画と同じように楽しめるだろうし、ランドルフ・スコットやジョン・ウェインが出てくるような伝統的なクラシック西部劇が好きなら、同じように楽しめると思う。
このジャンルに興味のない人には残念ながら見過ごされてしまうだろうが、悪い作品ちゃうしちょい残念。
幸いなことに、西部劇ファンをターゲットにしたストリーミング・プラットフォームやNetflixに配信され、アルゴリズムが『あなたにお勧めの作品』リストに入れて、より多くの人に見てもらえるだろうが、もしあなたがケイジのファンだったり、西部劇ファンで、この2つがタレと油のように混ざり合うドレッシングが合うか否か試してみるんも悪くない作品かな。
キャラ重視のドラマがお好きなら気に入るんではないでしょうか。
個人的にはメチャクチャ嵌まったとは云えないが、それなりに面白かった。
