Reko

コカイン・ベアのRekoのネタバレレビュー・内容・結末

コカイン・ベア(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

劇場で観るか悩んだ作品! 面白かった!
キャラ良し、脚本良し、音楽良し!
小ネタも効いてて笑い盛りだくさん!

冒頭、小型飛行機の中で踊る狂いながらコカインの詰まったバッグを放り投げるアホのシーンからもう面白かった。

クスッと笑えるシーン、声出して笑えるシーン、思わず悲鳴が出ちゃうシーン、とエンタメ要素もしっかりあって良い。山小屋でしっかりホラーしてるのも笑う。
登場人物はそこそこ多いものの、とっちらからず順番に死んだり死んだり死んだりしていくので、混乱もしない。ちょっと反抗期の娘ちゃんとその友達、を探しに森へ入った母親、レンジャーのおばさん、野生動物専門家、悪ガキトリオ、コカインを回収しに来たギャングとそれを追って来た刑事。

アイス・キューブと若きハン・ソロやんけ!

見知った顔もチラホラいて嬉しい。
この作品がレイ・リオッタ氏の遺作だそうで。良いのか、これが…最後で…と思わなくもない。しかしこれは良作である。

人間ドラマパートが多いので、人によっては退屈に感じるかも。しかしその人間ドラマが意外と楽しめるので、見ようによってはこれはB級映画ではなく、ファミリー映画なのでは…? R15作品だが。

熊無双ってわけでもなく、コカイン摂取して中毒になってしまった熊が嗅覚でコカイン探し回ってヒャッハーしてる感じ。その途中で人間の内臓出ちゃったり、脳みそ出ちゃったりするけどね!
終盤にはヒーローっぽい登場の仕方もしてくれる、頼もしかわいいコカイン・ベア。小熊もかわいい、ワンちゃんもかわいい。

エンドロール、ここから「コカイン・シープ」始まる!? と思ったらしっかりバッグ回収されてて凄く良かった。製作陣も同じこと考えてるんですね! 好き!



最後に。
どう頑張っても小指と中指だけを失う方法がわからん! クロスさせてた!? 薬指折り曲げてた!? でも一番笑ったのそこでした。
Reko

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