風来のリヨナ

カエル女の風来のリヨナのレビュー・感想・評価

カエル女(2016年製作の映画)
3.0
🐸

久しぶりに帰省してきたらしいヴィクトリアちゃん。仲最悪な義父との喧嘩もそこそこに、友達とのパーティのために抜け出した彼女は、道中のスタンドで化け物の襲撃に遭ってそのまま行方不明に…

1ヶ月後。彼女が最後に立ち寄ったスタンドを張り込んでたら、普通に店員と交流しているヴィクトリアを発見したヤク中私立探偵ポール。しかし、早速おウチに連れ戻した彼女は、満月の夜にカエル人間に変異してしまう感染症に掛かっていたのだ!…みたいな。



変な音楽!緑の煙!妙に味があるグロ!クセ強要素が揃い踏みのカルト感たっぷり人間怪物化ホラーです。序盤のテンポの良さから嘘みたいに退屈な展開が続くものの、半分と少しを越えてついに迎える変身!この辺からはずっと楽しかったですね。

変身シーン自体。歯が抜け、髪が抜け…と、ねっとりぐちゃどろ変身で凄く見所なんですが、その強烈なビジュアルが、変身以降は惜しみなく披露されるのも嬉しいところ。タッパのデカいカエル女が首を引き千切る!!

欲を言えばもっと人間どもを殺しても良いなと思いましたけど、この手の物に有りがちな ”せっかく良いビジュアルを全然見せない” とかではないので、かなり満足できました。可愛い子は化け物にせよ。古事記にも書いてある。

個人的に気に入ったのは、研究所のデカいカエルくん、鼻注射、全力疾走カエル女です。
風来のリヨナ

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