ざきを

君たちはどう生きるかのざきをのレビュー・感想・評価

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
5.0
7年の制作を経て、たった一枚のポスターのみの情報しか与えず劇場公開された『君たちはどう生きるか』。
辞める辞める詐欺で有名な宮崎駿監督作品を、また劇場で鑑賞できる嬉しさに、残業毎月100時間を超える私の体も大喜び。日頃の疲れを忘れてしまうほどのストーリーの余韻。一度の鑑賞では到底分かり得ないストーリー。これぞ噛めば噛むほど味の出るスルメ映画というやつですね。劇場でやっているうちにまた観たい。

でも個人的にはこの映画そんなに難しいことではないような気がします。意外と単純なストーリーで、メッセージはそれぞれの「生き方」についてだったのではないかなって思います。

この世界はは積み木のように不安定。
いつ崩れてもおかしくないし、いつピースがはまり立ち直れるかわからない。
突っ走って生きる者、認めてもらいたいと願う者、放っておいて欲しい者、"生"そのものを楽しむ者。この世には様々にいる。いろんな感情が、想いがこの世界には溢れている。私たちは、君たちは、この世界でどう生きるか。どんな苦しいことがあってもこの世界は生きる価値、生きる美しい理由がたくさんある。支え合って、ぶつかり合って、苦しいことも、楽しいことも全てを経験して生きていこうぜ。
積み木は崩れても、もう一回組み立て直せばいいんだ。

この映画で私が感じたことの全てです。
さあ、明日から私はどう生きるか。
ざきを

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