猫

君たちはどう生きるかの猫のネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

棟の中の世界は眞人の内面の世界。
アオサギは自身の嘘や猜疑心の現れ。
当初は殺してしまいたい程の嫌悪感に苛まれいるが、棟の中で色んな人に助けられていることや命の営みに触れ自分と向き合うことができたので最終的にはアオサギとは友だちになる。
なつこが棟に迷い込んだのは自信も少なからず眞人との軋轢があったから。

あと積み木の13という個数や海を割る表現は宗教的に感じた。
晩年の宮崎駿は風たちぬの時もそうだがあたらしいことへの挑戦をしつつ表現が変わっているように感じる。

久しぶりの長編作品として圧巻の映画でした。
冒頭の火事の中を駆け抜けるシーンの映像がかなり滑らかで驚いたがエンドロールで作画にはスタジオ地図や色んなところが関わっているとのことで納得。
ジブリファンとしては最高の映画でした。
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