なんの広告も予告も無しで作品を見れることって、贅沢なことなのかもしれないと思った。それは作為的な偶然で目に入ってしまうから。
わかる・わからないと、面白い・面白くないは両立しなくてもいいし、表現したい=分かって欲しいというわけでもないのかもしれないと思った。
不気味さのディテールの作り込みにびびる。青鷺の羽のふくらみ、暗闇の中の暗さ、皮の下にある生物の生々しさ、ポップなインコ
なんで青鷺か?なんでインコか?なんで海?なんで塔?時代設定の意図は?そもそもあらゆることに本当に意図が潜んでいるのか?
まひとの素直さや正直さが素敵だった。ご飯がまずいと正直に言ってしまうところとか、あおさぎを心配するところとか。だからこそ、悪意の証というところが私はすごく好きだったな。悪意だと認識しているところ。
炎の中を駆ける演出は目を見張る美しさと躍動感があった。あの家の平面図が見たい。
あと木村拓哉の声=ハウルのイメージって自分の中でこんなに強かったんだと驚いた。
子供から大人に成っていく最中に、私たちが必ず通る何かしらの体験を比喩しているんじゃないかと思う