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魔女の香水のmakoのレビュー・感想・評価

魔女の香水(2023年製作の映画)
3.4
《香りがもたらす不思議な力―》
◎68点

黒木瞳さんの舞台挨拶付きで鑑賞。

監督・脚本: 宮武由衣。

魔女と呼ばれる、白髪の美しく高貴な上品さを漂わせる女性・白石弥生(黒木瞳)。彼女が創る香水の香りが、夢に挫折し将来への希望を見失った若い女性・若林恵麻(桜井日奈子)を華やかな未来へと導いていく。

香水や弥生との出会いが恵麻に勇気と自信をもたらし、人生を好転させていく。
香水と弥生は恵麻に影響を与えたけど、それだけで人生は好転しない。それ以上に恵麻のやる気があったから。
他にも、夫(小出恵介)のモラハラに苦しむ女性(水沢エレナ)を助けたり、弥生の人柄や香水の持つ力が素敵でした。

まぁ王道なストーリーで、ちょっとアレレ?的な展開もあったけど、香水に関しては興味をそそられました。
香水は時間が経つにつれてトップノート・ミドルノート・ラストノートという3段階に香りが変化するそうで、本作を観るまで知りませんでした💦
「トップノート」は香りを付けてから5分から10分以内の香りのこと。「ミドルノート」は香りの中心となる30分から1時間くらいの香り、そして「ラストノート」は最後に感じる香りです。
勉強になりました。


黒木瞳さんの舞台挨拶では、本作の裏話、黒木さんの香水にまつわる話などを聴くことができました。
後半では、宝塚で同期だった響紀(ひびき)さん(福山市出身、宝塚時代の芸名は愛甲充)がお祝いに駆けつけ花束を渡し、宝塚時代の話も聴けました。
2階席から黒木さんを見たけど、美しかったです✨
あとで年齢を調べたら60歳過ぎててビックリしました😅
本作での弥生の年齢設定は70過ぎと30代。普通に30代に見えた💦
本作で魔女の香水「Perfume de prières」(バッファン ド プリエール)No.1~9が出てきます。
実際にNo.1~6はできているとのことで、この日黒木さんはNo.4をつけてきたそうです。
どんな香りだったのかすごく気になりました。
黒木さんが来場者に「今日、誕生日の方いらっしゃいますか?」と尋ねられたら男性が1人手を挙げ、黒木さんが香水を渡してました。
羨ましかったです♪

黒木瞳さんの舞台挨拶の時の写真。私のスマホの画像は粗いため、友達から貰いました😊
https://www.instagram.com/p/Ct9BNsmSGSC/?igshid=MzRlODBiNWFlZA==



劇場鑑賞数 #71
2023 #77
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