圧倒的暗闇特化。
殺人コウモリが出てきててーへんだぁ〜!っちゅう殺人コウモリホラーではあるんだけど、暗闇というギミックをめちゃんこ活かしに生かして古典的ホラー映画へのオマージュを盛り込んだ非常に手堅い作り。
今や飛ぶコウモリも落とす勢いのタイ・ウェストの初長編作なんだけどもこの監督、次作の『キャビンフィーバー2』が馬鹿映画過ぎて勝手にそっち系の監督かな?
と思ってたけどあの作品以外は基本的に王道ホラーっぽいから多分あの作品だけなんか血迷ったんやろなぁ
まぁ僕は血迷った『キャビンフィーバー2』が1番好きなんだけども(小声)
4人の若者グループが結婚式に向かう途中に田舎の山奥で殺人コウモリに襲われる王道スタイルに始まり、
コウモリに咬まれた者は何故かゾンビになったりと、タイ・ウェスト独自の設定でゴアもしてくれんのは有難いんやけどね、ゴアより手堅いホラーを作り込みたい意志が強過ぎてまぁ全体的に律儀すぎるんよな。
これが初長編と言われれば確かにめちゃスゴイけども、やはりアダム・ウィンガードとか、ピーター・ジャクソンとかアレックス・シャンドンみたいな初期の頭のネジが外れたような熱量は感じられんからそこが残念。
僕は童貞作でも王道のスタイルより馬鹿真っしぐらな方が好感持てるし、
やっぱり童貞だとそもそも正常位で攻めたくなるのはわかるんだけど、やはり憧れた駅弁や立ちバックで攻めてみたくなるっちゅう、ちょっと背伸びした感の方が分かり味が深いんよなぁ、
ん?ちなみに僕は最初穴がどっちかも分からんかったぞぉ(小声)