このレビューはネタバレを含みます
「あなたが私の故郷」
ざっくり言うと、地下深くで粋がってるテナガザルをゴッヅィラとコングが懲らしめるお話。人間は添え物。
まず序盤、コングは虫歯に悩まされ、ゴッヅィラはイタリアで使徒みたいなやつと戦ってる。あれ? エヴァンゲリオンかな?
で、何か地底の更に深い未開の地に猿がいっぱいおったそうな。あれ? 猿の惑星かな?
で、そいつらの頂点に立っているテナガザルは、何だかゴッヅィラ亜種みたいなシーモって怪獣を従えてる。こいつが何でも凍らせる息を吐くやつで（まさか名前の由来は霜じゃないだろうな）、ブラジルのビーチに登場した時には波すら凍らせちゃう。あれ? ゴーストバスターズ/フローズン・サマーかな?
とまあ、いろいろとどこかで見たような展開が続き、次々と失われてゆく世界遺産並びに普通の人々の命。うむ、人間は添え物。
でも、イタリアのコロッセオだけはさほど壊れない。だってそこはゴッヅィラのベッド。ゴッヅィラ、いい寝床を見つけたな。まるで猫みたいに体丸めて眠るゴッヅィラが可愛いぞ。
お金をかけたという点では超大作。あってないようなストーリーを楽しむというよりは、とにかくバカみたいに暴れまくる怪獣たちが、人間が幾世紀にも渡って築き上げてきた文明をあっさりとぶっ壊していくさまを頭空っぽにして楽しむ映画。
