吉田ジャスティスカツヲ

劇場版 SPY×FAMILY CODE: Whiteの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)
4.6
感想の結論から先に申し上げよう。
【エレガントだ🎓c.v.山路和弘】

TV版に頻繁に挟まれるアニメオリジナルエピソードの部分が、私にはとても不満なこのコンテンツでしたが【本を手がけたのは大河内一楼】だと聞いて鑑賞に踏み切りました。
当初の思いのほか高い完成度😯
設定上、主人公3人+1匹の擬似家族は今の生活を壊さぬよう【自分の立場や技能を、家族に明かしてはならない】という大原則があります。
アニオリ話ではしばしば、そのルールが破綻してしまい興醒めしてしまうのですが…


劇場版ともなると舞台のスケールは格段に大きくなりましたが、だからと言って【各キャラクターが等身大以上の奇跡を起こす無理矢理さは無くて】好感触ですよ👍
基本的には家族揃って👪行動しますが、有事の際には(偶然)別行動になり、誰かがもたらす結果が他のメンバーに影響するって上手さがありましたよね。

何より原作WEBコミックでも久しく【3人+1匹が同じ場所に居て、同じ話を進めてゆく状況】を観られたため嬉しく思います🤭


それでも上記の大原則を侵してしまいそうなときの【家族への言いワケが、3人とも苦しい】部分まで、脚本の力で完全にカバー出来ていたならば満点💯を差し上げたかもしれません…
次回作があるならば、世間に発信したいメッセージ性まで盛り込んでくださったら完璧なのと…

願わくば毎年ゴールデンウィークに上映される【某少年探偵ミステリーの皮を被った、キャラ萌えをローテーションで回して凌ぐ荒唐無稽シリーズ作品】の様にはなって欲しくない😖
ある程度の期間を費やしても、毎回今作ほどのクオリティを保って欲しいですね。










あぁそれと、アーニャよ…
本年度ヨシデミー賞:顔芸部門を差し上げよう🌟