オレンジクマ

インフィニティ・プールのオレンジクマのネタバレレビュー・内容・結末

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

自分が犯した犯罪をクローンが代わりに罰を受けてくれるエログロ倫理観ぶっ飛び映画

自分が処刑されるのを見る、顔に麻布被せられて警官だと思って殴ってた人が実は自分、薬漬けになった自分を倒す等かなりショッキングな映像が続く割に映像の魅せ方が上手いからそこまでのグロには寄らずに上手く纏まってたかなと思う(謎のヤク決まってるシーンでのエロが長かったけど)

やっぱり人間って周りに居る人たちとか環境によって、変わるよね〜っての顕著に示してる映画だったし、主人公にとって良くも悪くも奥さんの存在はストッパーになってたんだろうなと思う。奥さんいなくなった後の堕落描写もっと欲しかった。

薬漬けとなった自分を倒すシーン、オリジナルが実は薬漬けになった方?という考察もあったけどどうなんだろ??
いつ自分がクローンと入れ替わっているのか本人も周りも誰も分からない。だから自分たちのことを生きてるのか死んでるのか分からないゾンビっていう表し方をしたのは的を得てるなぁと最後の最後でセリフの意味がわかった。
結局本人はそこが怖くなったから帰らない選択肢をしたのか、
はたまた奥さんからの無言の圧から離れて新たな自分として生きていく覚悟をしたのか。

一個だけ疑問だったんだけど、最後スーツケースに骨壷を3つしまってたんだけど何でだ??
1個目は農夫の時、2個目は強盗の時だと思うんだけどもう1個の描写がわからなかった。もしかしてあれオリジナルの骨壷だったりするのかな??