SF設定はそこそこに、ただ暴虐の限りを尽くす富裕層の地獄バカンス絵図を観せる作りはソリッドでなかなか良かった。普通は色気を出しがちだけど、そうは行かないブランドン・クローネンバーグ、偉い。不安を煽る撮影も良かった。
ただアレクサンダー・スカルスガルドの視点に立って終始観ていたので、最後まで受け身で只管いたぶられるだけの展開には若干退屈した。途中でミア・ゴスの視点に切り替えていればもっと面白く観られたのかも。ミア・ゴスはいつも通り最高だった。
ヘンテコなお面はキモくて良かったな〜あれはかなり欲しい。
