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美しい彼 special edit version
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『美しい彼 special edit version』に投稿された感想・評価

ERI

ERIの感想・評価

4.2
ドラマが映画に生まれ変わる瞬間を観て、なんだか今言葉にならないぐらいにドキドキしてる。


1年前の2022年2月。
テレビ放送が終わった後のNetflix配信で私は本作のドラマを一気見してそれからS1は本当にもう死ぬほど観た。軽く50回は観てるしモノローグもドラマのセリフも頭に入ってるほどだ。そしてドラマ版S2の放送も終わっての本作公開。

平良と清居のその後を知った上でS1がspecial editされて映画になって新しく私の手に届いた。なんとなくイメージではドラマをそのまま繋いでファンサ映画なんかな?ってどこかで思ってたんだよね。(めちゃ好きなくせに本当にごめんなさい)

いや〜酒井監督&美しい彼チーム、本当に凄いな。何が凄いかちゃんと書いておこうと思います(正座)

—-

一つ目に。タイトルバックやエンドロールを挟まないからこそ見えてくる平良と清居の魅力です。一気見の良さ半端ない。S1死ぬほど観てるのに今回初めて気づいたことがあって、はぁそうかここから清居の恋が始まったんだと確信した。



冒頭から2人は教室やファミレスでいつもクラスメイトと一緒に会っていて。みんなの中にいる清居はいつも少しだけ居心地が悪そうで一度も笑ったりしない。

確かに清居は、平良がこの世界で初めて見つけた特別なものとしてちゃんと美しいのだけど、S2まで観終わってから振り返ると清居の美しさの半分も出てなくてまだまだ殻の中にあるそれ。ただビジュアルが綺麗なだけなんだよね。(平良サイドから切り取られた清居はいつもツンツンしてて怖いしさ)


そんな清居が平良と初めて2人きりになった買い出しの次の日(?)学校で罰を受けるあの水を掛け合うシーンで初めて笑うんだよね。清居が笑ったよ〜ってなる。この「笑う」意味の大きさを、あの大きなスクリーンでめちゃくちゃ喰らってしまった。目の中に光が灯ってて、平良の前でだけ安心した子供みたいに心をほどく。


清居を演じる八木勇征くん自身も笑顔がとびきり魅力的な人だからこの振れ幅こそが実写版「美しい彼」の大きな魅力の一つだなぁと改めて。漫画や原作の清居はもっとずっとクールなイメージだけど、映像の清居はクールさもありつつピュアさや可愛さやいろんな顔を持ってて、その幅の広さに美しさがあって。勇征くんはこの時、お芝居の経験がまだ少ない中でこれだけのものを見せてくれたってのはマジで奇跡に近いし、きっとめちゃくちゃいい現場だったんだろうことを想像する。

そして平良を演じる萩原利久くんの芝居のうまさよ。すんごい繊細なことをやりまくってて脱帽。平良という人物像に対する理解も素晴らしいし、そのイメージをこんなにもまっすぐ演じてしまうのかと見入ってしまいます。大きいスクリーンでゆったり見せてくれたからこそ、彼のきめ細やかで芯のあるお芝居の豊かさに触れて、ただただ好きが増すばかりです。

だからこそ最後の最後に理科室?で結ばれるシーンの「綺麗だ、綺麗だ」のセリフはいらんかったなぁという気もする。ちょっと勿体無いし、意味が変わってしまったなぁと。

—-

続いてどうしても言っておきたいのが、編集の力。当然special edit versionとタイトルにあるのだから繋いだだけなわけがなかった。その再編集の塩梅が本当に見事すぎるの。ドラマという形と、映画という形はやっぱり違うものだし、そのフォーマットの特徴を活かして編集する酒井監督のセンスの良さを思い知らされます。

当然だけどドラマって(本作の場合は)1話24分をCMや次の話に繋げることを意識して作られているわけで、テンポも抑揚も音楽の盛り上げ方も芝居の切り方も、その前提の上で構成されている。

ドラマはそのリズムの良さや美味しいとこをギュッと濃密に詰めこんだ、味の濃いチョコみたいな魅せ方。わかりやすくとってもおいしい、みたいな。一方で映画版は余白の豊かさが染み渡るようで芳醇さがある。ちょっと高いチョコをゆっくり食べてるみたいな。

2時間強で一つの物語として隙間をつくっていける強さ。余白の豊かさ。ドラマではカットされたシーンの前後をしっかり見せてくれる場所があったり、映像に載せる音の取捨選択をすることで(たぶん多くの場合は引き算)、再構築される平良と清居の世界。

しかもきっとドラマを見まくった層を置いて行かないように(?)導入部は比較的ドラマのトーンをそのまま生かしたモノローグのつまみ方で、中盤あたりから少しずつ少しずつ平良のモノローグやOSTの音を削っていってた気がして、さらに映画のスピーカーに合わせて音のバランスも変わってて、とにかく計算され尽くしてました。劇場のスピーカーもいいから、体にどくんどくんって伝わる。


ドラマ版だと声が聞こえるはずの場所で、心の声はなく登場人物の気持ちをあえて語らない。

観客に芝居だけで魅せる作り方をすることで、あぁ平良はこんな顔をしてたのか、清居はココはこんな寂しそうなのか、小山はこんなに泣いてたのか、と身体表現での感情を浮き立たせる。それがとても心地よい。

しかも何がってドラマの時から映像が美しく、キャストの芝居もめちゃくちゃ丁寧で、しっかりと心理描写を撮ってるからこそ、これが成り立つっていうその凄さを改めて実感して本当にこれって凄いことなのだよと。

ドラマからの映画化あるあるで、ドラマは面白いのに映画になるとテンポ悪いなとか、逆に安っぽいなみたいなことになって映画化しなくて良かったよね、って思うことってままあって(すみません、私誰って感じだけど)でもそういうちょっとがっかりすることが全くない。何を届けたいのかが作り手側に明確にある。そのことが伝わってくる作品だった。これって本当に凄いことなのだよ(2回目)


BLというカテゴリーに収まらない純度高いピュアなラブストーリーがここにはあって、これはそりゃ愛される作品だよとつくづく思います。人生恋が全てじゃないけどさ、誰かと出会って世界が180度変わることってやっぱり愛おしいなって思います。「美しい彼」凄いことしてるよ。
ぴこ

ぴこの感想・評価

4.0
職場の人のオススメ!スラムダンクもしかりエゴイストもしかり、自分ではチョイスしやん作品に出逢えるのって自分の幅が広がってよい👌
こんなこと言うたらあかんかもやけど、清居くんの気持ちに気づき始めてからだんだん平良くんに腹たってきて、しまいには小山をそんな風に…オレの涙は小山に捧げる…!ってかまじで平良くん自分本位で悔しかった。後半は清居くんがかわいそうすぎてずっと泣いてもた。ずるすぎるよ平良くん…!偏見申し訳かもなんやけどBLは不利や。少女漫画ならたいがいお節介友達おるやん?清居くんの味方誰もおらんのやもん。BLって結構儚いんやな。ぜんぜんフラットに観れたわ。どんなかたちでも愛に弱いおばちゃん。やっぱりなんでも楽しく観れるわ🤗
ちなみに私は小山みたいな2番手キャラ好きだ。しかもメガネやし。
つよ

つよの感想・評価

3.0
高校生男子。
吃音のカメラ好き男子がイケメンに恋をする。
男女関係なくグループにいる時のあの感じはわかる。

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