みやび

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビーのみやびのレビュー・感想・評価

3.3
スリリングで見応えのあるアクションシーンは良い。
アクションは本当に現代邦画の最先端だと思う。

阪元監督作品の特徴のひとつである日常パートのゆるゆる感が生み出す独特の世界観が、今作では悪い方向に向かっていってしまっている。
ある程度のゆるゆる感は、殺し屋という社会不適合者を描く大切なピースのひとつだと思うが、過剰になりすぎるとグダる。
特に演技の面で、あからさまに笑いを狙っているのにコントぽさがあって映画としてはやりすぎなように感じた。
殺し屋×殺し屋の戦いはアクションに見応えはあるものの冷静に考えると、
「生きるためとはいえ人殺してんだから、どっちが悪くてどっちが良いとか無い」
という考えに辿り着いてしまって、敵に対して憎しみの感情が一切湧いてこなかった。まひろ達とは違ったクズさが描かれていたらまた違った見え方だったんだろうけど。
まじで日常パートが過剰だった。
ビジュ爆発!

ベストシーンは将棋
みやび

みやび