黒羊

ひとくず 新ディレクターズカットの黒羊のレビュー・感想・評価

4.0
うーん
こんなところで映画観まくってレビュー書いてる君らヘビー映画ユーザーには響かないかもしれないが、ガラが悪い地域に住んでたワテにはあるんかもな…と思わせる悲しい話でした。

アウトロー金田は泥棒に入った家で、親に虐待されている少女を見つける。過去の自分とその少女を重ね、空腹な少女にコンビニ飯を与える…

ダメな男に狂っている母親の子供、という負の連鎖が描かれますが、いつだって被害被るのは子供なんですよね…

低予算なんでしょう。音声は後で全然合ってないアテレコや、いやそこでこの人クズムーブせんやろ?という演出の違和感は多々ありますが…

主人公の泥棒や、娘を虐待していた母親の邂逅や目覚めなど、物語としては濃厚なので10話ドラマでじっくり観たいほど。

映画や小説で「このような話」はいくらでも観たり読んだり出来るが、実際にそんな人らと話した身としては…グッとくるものがありました。ラストのラストも凝ってました。

演技が上手かったのは娘役、まりちゃんでした。ちょい役で田中要次出てました。もっと出てー!

兎に角家族愛と特上塩タンに溢れた映画でした。ちくしゃー家族で焼肉食べてェ!!レモン絞りてぇ!!
黒羊

黒羊