利根川幸雄

風の谷のナウシカの利根川幸雄のネタバレレビュー・内容・結末

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

母親お薦めの映画で期待していましたが、正直飽き飽きしてしまいました。
特に意味のない設定や無理な設定が散りばめられていて、伏線回収も相当弱い印象でした。
例えば、ナウシカが父を殺されたシーン、トルメキア軍兵を鉄パイプのようなもので殴打しただけで、4名が即死。
例えば、旧世界の兵器として登場した巨神兵、不完全なまま登場し何故かクシャナの命令に従い、即退場。
例えば、終盤ナウシカの行動を見て腐海を焼き払うという考えを改めようとしていたクシャナ、ナウシカと話がしたいと言っておきながらそんなシーンは一切ない。
例えば、ナウシカの肩に乗って常に行動をしているキツネリス、物語になんの影響もありません。ピカチュウを見習ってくれ。
極めつけは、ナウシカが王蟲の侵攻を止めるラストシーン、一度吹き飛ばされた後になってようやく何故か止まる王蟲達。
アラバスタ編だと、体当たりだけではビビは反乱軍と国王軍の衝突を止めることができませんでした。しかし雨が降ってきたことで争いは止まりました。そういう奇跡的な演出が無いのであれば、ナウシカを吹き飛ばす前に止まって欲しかったですな。