🔫ザキラ🕶️
「俺は凄腕の殺し屋。
綿密な計画を立て、予測し、即興はしない。10割打者のようにミスのない完璧な仕事をこなすのが俺、、、、あれぇ！？」
ファスベンダーのいい声でずっと心の中の哲学を聞かされる割に、ところどころでドジをやらかすのが可愛く見えてくる🤣🤣
いきなり始まるオープニング映像がカッコよくて、そこから淡々と暗殺の準備をこなしていく描写がやたらと長くて不安になりつつも、初めて仕事を失敗してからの後始末が章立てで見せられていく。
退屈と紙一重な不思議なテンションのまま終わるので鑑賞直後は正直面白かったのかよく分からなかった💦
のだけど宇野維正さんのYouTubeレビューで「この殺し屋をフィンチャー監督にそのまま置き換えた仕事映画」と言ってて、そう視点を変えると確かにめちゃくちゃ面白い！
完璧主義者と呼ばれる監督が映画作りにおいてどう思っているか、トラブルにどう対処するか、障害をどう取り除くかをそのまま今作を通して教えてくれているみたい。さらに監督自身が自己陶酔的な側面を自覚して笑ってるようにも見える🤔
そう考えるとラストのクライアントへの対応も非常に納得できました👍
なにぶんストレートに見ると変な映画ではあるけど、画面もしっかりと美しいし途中の肉弾バトルは迫力痛々しさともに見応えがすごかった！
【個人的シーン】
・パリの水道水って飲んでも大丈夫なのかな
・「死体でも運んでるんか？」につい吹き出してしまう女性秘書
・ファスベンダーが乗り捨てるバンを洗車するショット
