デヴィッド・フィンチャー監督のアクション、スリラー映画。（製作にブラッド・ピットも参加）
舞台はパリ。
目立たない服に身を包み、空きオフィスの一室から向かいの高級アパートに住むターゲットの男を狙う暗殺者。彼は完璧に仕事をする為に、落ち着いて計画通りにあらゆる段階を進めていたが、ターゲットと一緒にいた女性が一瞬動き誤って撃ってしまい任務は失敗に終わる。
暗殺者は常に心の中で繰り返している言葉の通り、冷静な行動で逃亡する。
しかし雇用主が望むのは彼の死。自宅を襲われ、妻は重症を負わされ病院に搬送、安息の場所を奪われる。ようやく手に入れた安らぎを乱す者は許さない。ドミニカとアメリカを股に掛けた、決死の追跡劇が幕を開ける・・・。
【キャスト】
クリスチャン / ザ・キラー：マイケル・ファスベンダー
エキスパート：ティルダ・スウィントン
ホッジス：チャールズ・パーネル
クレイボーン：アーリス・ハワード
ドロレス：ケリー・オマリー
レオ：ガブリエル・ポランコ
緊張感があり面白かったです。
暗殺者目線で描かれている作品で徐々に暗殺者を応援してしまう不思議な感覚に陥ります。あれだけ心の中で呟いて準備万端なのに、いきなり失敗してどういう事、と突っ込んでしたいましたが、その後は完璧な仕事で暗殺者がカッコ良く見えてきて、引き込まれていきます。復讐に燃え、皆殺しにするのかと思いきや、アイツだけは敵にまわさないようにと思わせ安住の地を求める冷静さもあったとは、プロでした。
それにしても、暗殺者をしている事を親族が容認しているのは珍しいなと思ってしまいました。
ティルダ・スウィントンの登場するシーンは少ないですが、キャストに入る事で緊張感が走り作品が引き締まる印象ですね。
