誰にも何のモチベーションも無く、ただなんとなく進行していく。
例えば角さんが「幽霊を撮りたい」とか、
社長が「正体を突き止めてほしい」とか
誰か否定論者が「絶対偽物だって暴いてやる」みたいな、
『視点』とか『感情』『立場』みたいなものが無いので、単純に見づらい。
なぜこういう作りになったのかといえば、
すでにこの件をこすりすぎた内輪の関係者たちによって制作されてて、
前提になる条件が共有された状態なので、
そこが本当に入り込みづらいw
私も、地上波のテレビや、デニスの心霊チャンネルで知っていた状態だったが、映画としてみるとやっぱり乗り切れない所がある。
なので、
テロップ、音楽、演出、それらが観てる側の意識と乖離してるようなとこがたくさんあった。
さらに、前半の再現VTR
稽古場っぽいスタジオで撮影されてるのだが、
なぜ本物の稽古場で撮影できるのに使わなかったw
いや、ドキュメンタリー上で使う場所だからドラマの映像で使われると嘘感でるからとか、不都合が生じるのは分かるんだけど、
それでも不自然さや与える混乱は同じようなもんだと思う。
あと怪談も邪魔だった。
さんざん批判してしまったが、
こういう心霊ものはあり続けてほしいので生暖かい目で見守るしかない。
「オカルトユーザーの最大の敵は、興ざめな嘘を撒き散らしオカルトを衰退させるオカルト発信者である。」