るい

暗黒街の顔役のるいのレビュー・感想・評価

暗黒街の顔役(1959年製作の映画)
3.6

昭和の男前大集合🔫1/4


とある事件で目撃までされているのに歌手の真似事をする弟の小松竜太。そんな彼をなんとか守ろうとする兄の小松峰夫。物騒な裏社会を描く。

鶴田浩二、宝田明、三船敏郎、平田昭彦、佐藤允、知ってる人も知らん人もいるけど皆存在感がすごい。

今回騒ぎの中心となる小松竜太を演じている鶴田浩二さんはTHE昭和の男前って顔してて歌も上手いし(本人が歌ってるんよね?)これぞスターですね。兄役の宝田明も不思議と本当の兄のようにみえる。

三船敏郎さんは今回脇役ですが、結構重要なポジションで彼にしか出せない凄みがありました。自分の車整備の会社をヤクザにいいように使われてますが最後はブチ切れます。ブチ切れついでに相手をはっ倒すんじゃないかと思いますが、脇役だからそれはなかった😂

あとね、個人的に好きだったのは殺し屋役の佐藤允さんと、ヤクザの兄貴的存在の平田昭彦さん。主役たちに負けないオーラがありました。

検問してる警察官が持ってるのが提灯で、さらに不審車両に向かって発砲しまくるの何か時代を感じたなー笑

リアルな任侠映画とはまた違ったドラマ重視な雰囲気がなかなか楽しい作品でした。
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