このレビューはネタバレを含みます
2024年の1本目に観ました。
Netflixで昨年末に配信されたジュリア・ロバーツの主演映画です。
本作はスリラー映画として結構、良かったです。全編を通して何でもないシーンでも不穏なBGMが流れています。
恐怖の対象を表に出さずに何かが身の回りで起こっていることを段々と知っていく作品でした。
本作を観ていると去年公開されたM・ナイト・シャマラン監督の『ノック終末の訪問者』に似ていると思いました。
飛行機が墜落したりするシーンがそれです。
ですが『ノック…』ほど奇天烈な内容ではなくて、もっと人為的な何かが起こっている気がする恐怖感でした。僕としてはその方がよっぽど怖いので面白かったです。
チャプターをいくつか分けて見せていく。それ自体は全く新しい訳じゃないんですが、ラストのオチにも関わってくる為、効果的な気がしました。
アメリカの映画だというのも面白いです。
アメリカに被害が起こってる事が面白いのではないんですよ😅
アメリカですら、非常事態宣言が起こり危険な状況になっていく。日本ならひとたまりもない…それを想像してしまいます。
サイバー攻撃の怖さはどこか他人事の様な気がします。誰か死ぬ訳じゃない、死者が出ないからネットが使えないぐらいはどうって事ない。と思ってしまうんですけど、本作を観るとそれが如何に平和ボケか、よく分かります。
サイバー攻撃で遮断された人々がどうなるのか…を自分自身に投影して考えさせられる映画でした。
これからの戦争の怖さを知る上で良い警告になる映画だと思います。
評価はあまり高くないみたいですけた、僕は面白かったです！
