ニモーナのシシシシンシンのネタバレレビュー・内容・結末

映画を通しての軽快なノリがいい。
西洋騎士と近未来の融合は銀魂の世界観に似ている。壁は進撃の巨人を彷彿とさせる。
CGは少し予算が足りなかったのかなといった感じ。背景の壁などはまっさらでシミや傷一つない。その完璧さが管理されたディストピア感があると言えばある。

話は目新しいわけではないが、恐怖と偏見にかなり重きを置いている。
個人的な好き嫌いではなく社会的な嫌悪の蔓延が差別であり、親から子へ根拠のない伝達をすることで根強くなっていく。
目の前の人がどういう人か、受け入れることが大切。

またここまで主人公が同性愛者であることを描写したアニメも珍しい。そこに驚くことがないようになってほしい。そこまでもう少しだ。