このレビューはネタバレを含みます
ノラが最後、階段のところまで出て待っていたアーサーに抱きついて、ワーッと声を上げて泣きじゃくるシーンに、やられました🥹
ズーッとピーンと張り詰めていた気持ち、蓋をしていた気持ちを、そのまま棺桶に入れて送り出した、そんなノラでした。けれども、旦那さんを見て、安心して自分をさらけ出して、泣けるのは良いよね。
「グリーン・カード」は、やはり結婚の大きな理由にはなったのだろうなぁ。そして、ヘソンが言った「君の野心は韓国には狭過ぎる…」の台詞も、ノラがニューヨークに留まる理由だよね。
3人みんな愛おしい。
私も初恋と、24年ぶりくらいにお互い子どもも生まれてからの、同級会でふわっと会った時のこと、思い出していました。甘酸っぱくもあり、ビターでもある、誰にでもある物語なのかも。海が隔てるような距離ではなくとも、会えない事なんて、いくらでも国内にも、あるんだなぁ…と。