第36回東京国際映画祭コンペティション部門出品
アメリカに移住したイラン人家族の物語。母親と娘との葛藤もありつつ、家族の温かい絆も描かれている作品です。
観る前は歴史的、文化的なストーリーなのかなとドキドキしていましたが、それだけではなく、笑の要素が沢山散りばめられているコメディで、とても面白い作品でした!(笑ってしまうポイント沢山ありました!明るい気持ちになりたい方におすすめです!)
個人的に、カラフルで可愛くてかっこいいファッションがとても大好きで、この作品にはそのような素敵な衣装が沢山ありました!コメディ要素+カラフルファッションはもう心がhappyになる作品間違いなし!です!
"ほぼ実話"と最初に前置きがありますが、イランとアメリカに行き来して育った子供や家族の視点から物語が描かれていて、自分にはない捉え方や考え方に対してとても興味を持つことができ、最後まで集中して観てしまいました。さらに、宗教についても分かりやすく触れられていて日本人でも、とても観やすい作品だと感じました。
母親と娘の関係性にも注目です!母親なりの苦労や娘なりの我慢などが共感ポイントでした。母親にならないと理解できない気持ちって沢山あるのだなと学ぶことができました。母親と娘とで、お互い理解し合い、絆が深まるその瞬間を私も大切にしたいと思いました。
最初と最後とで同じ音楽が流れるのですが、私は、物語を通してその音楽に対しての感じ方に変化がありました。ぜひ、自分で感じた気持ちの変化を考えながら観ていただきたい作品です。
学生応援団13期 武内